新たな挑戦 (自然農のその後)

昨年の11月半ばから、毎週通ったロカブッス村のモデルファーム。日本の土との余りの違いに戸惑いながら、無我夢中でした。

今現在はテラ・ルネッサンスの支援事業がサムロート郡で始まったこともあり、私のロカブッス村での試みは中断しています。

けれども全く未知数だったあの土地で、「自然農でやっていける」という確信を持てたのは大きな収穫でした。テラ・ルネッサンスのご厚意に感謝するばかりです。

周囲の草と米ぬかだけで、耕さずとも実りがあった。

宿泊しているバッタンバンの孤児院PCHの畑は、継続しています。

小さいが生命力充実の味

菜物も虫にやられず育った
 畑の恵みいっぱいの朝食
色んな豆が育った

こちらの畑もまだまだ試行錯誤中ではあるのですが、芋類や豆類などはある程度まとまった量の収穫がしたいと、新たなスペースをお借りして拡大しています。

新しくはじめた畑。畝を立て、草で覆ったたところ。

更に、テラ・ルネッサンス・バッタンバン事務所の敷地内で、稲作ができそうなのです。

以前は家主が田んぼとして使っていたそうですが、今は使っていないので、近所の牛が草を食べに来ています。広さは3畝半から4畝ぐらいでしょうか。すぐ近くにため池まである環境です。

ここで地雷ゼロ宮崎が種を繋げて来た赤米や緑米、江角さんがラオス出張から持ち帰ったビエンチャンの赤米などを自然農で育ててみます。

気候や水との兼ね合いがどうなるか予想できない、初めてのカンボジアでの稲作。鎌1本の挑戦です。失敗を恐れず、「とにかくやってみよう!」とわくわくしています。

高橋宏江