再会 (最近のあれこれ)

昨年の7月、京都から1人で訪れた由一君(16歳)が、今度は自分でアルバイトをして貯めたお金で、再びPCHにやって来ました。

仲良くなったバッタンバンの友達にまた会うためにです。

あの時は高校生だったPCHのセラは、今は芸術系の学校に進学しています。その学校を案内してもらいました。

別の日には、車で1時間ほどの所にある寮併設の中学に転校した兄妹に会いに行ってきました。私も彼らが入学の時に送って行って以来、およそ半年ぶりです。

入学して半年、生徒と各教科の教師、保護者の面談があった。スタッフのティホイが親代わり。

カナダやフランスなどの援助で建てられた大規模な私立の学校。幼児教育から高等教育まで

またある日はPCHの溜め池の水を抜いて、中の魚をつかみどりするイベントに参加。朝からポンプで水を抜いて、マネージャーやスタッフ、卒業生達と一緒に泥の中へ。

ピチピチ跳ねる小魚や、泥の中に逃げる大きな魚を手づかみで捕まえていました。

やはり前回訪問し、たくさんの友達ができた岩田亮子さんの運営するHOC、ノリア孤児院にも3日間行きました。

さとうきび畑の手入れをしたり、賑やかにスイカ割をしたり。由一君得意のピアノ伴奏で音楽交流もできました。

思いがけず、ノリア地区のお葬式に参加させて頂いたことも、得がたい体験になったことでしょう。

最終日前日のPCHでの夕食は巻き寿司パーティ!

野菜や玉子、ツナなどの具をそれぞれ好きに選んで海苔で巻いて。

でも真っ赤な唐辛子をそのまま巻いていたのには笑いました。

トランプやバトミントン、鬼ごっこ、由一君は遊びながらクメール語をどんどん吸収し、英語と混じえて、交流を深めた10日間でした。

心と心の繋がりに、国境はないことを、またもや彼らに教えてもらいました。

でも前回と違ったのは、互いの進学や将来の希望などが、何度か話題になっていたことです。

ソフィはクメールの凧を作ってくれた
また会える日まで

少年期から青年期へ、それぞれが一人立ちへの道を、その足で歩み出していることを感じた時間でもありました。

高橋宏江