酷暑の日々

もう2カ月以上、体温と同じ程度の気温が続いています。

日中は39度、40度の日もあり、午前中と夕方の短時間しか動けません。少し無理をして動くと、頭痛や動悸がすることも。水分と塩分を欠かさないようにしています。

頼みの綱のスコールがなかなか来ないのです。午後に雲が出て来て「来るかな？」と期待しても、空振りの日が多く、がっかりすることがしばしば。湿度だけが上がります。

今、自然農の畑で元気なのは、ヘチマ、オクラ、トウモロコシ、緑豆です。日陰に植えたショウガもなんとか頑張っています。

あまりの高温にキュウリやゴーヤ、カボチャは花が落ちて枯れて行きます。

こんなに続く暑さの中で人々は仕事をし、学校に行き、市場が賑わってるのですから、カンボシアの人は暑さに強いなあ、と感心します。

昼休みが長いのも、学校が半日で終わるのも、日陰にハンモックを吊るして寝ている人が多いのも、納得です。

この中で次々実をつけるマンゴーやババナ、ヤシの木。他にも、青々としている熱帯の植物達には、この暑さが合っているのでしょう。その生命力に圧倒されるばかりです。

5月も半ば、これからの雨を、心待ちにしている毎日です。

高橋宏江