始動!コンカエプ自然農園      blog21

ロカブッス村のモデルファーム以外でも、滞在しているPCH2の敷地の一部をお借りして、自然農を始めました。名付けてコンカエプ自然農園。

周囲はバナナやマンゴーの木に囲まれている。塀の奥はワニが出てきそうな沼地

コンカエプとは、クメール語でカエルのこと。なぜコンカエプ農園かというと、この場所は以前にホームの試みで、カエルの養殖をしていたのだそうです。もちろん食用です。でもネズミに食べられてしまい、断念したのだとか。その時に作ったのでしょう。この一帯だけレンガとコンクリートで囲われているのです。

広いホームの敷地は使われていないように見える場所も多いのですが、そのような場所も、飼っている牛の草場になっていて、全体が2頭の牛の楽園でもあるのです。

それを邪魔したくはないけれど、私の畑を踏まれてしまうのも嫌だな、と思っていたので、この囲われた場所をお借りできたのは有難いです。

早速、草を刈って畝づくり。と思ったら、これがなかなか。スコップを力いっぱい踏み入れても、半分も土に入って行きません。粘土質が強く、雨が降るとネチャネチャで、乾くとガチガチになるのです。私が格闘していると、見兼ねてスタッフや男の子達が手伝ってくれました。

小さな畑ですが、結局10日ほどかかって畝を作り、糠をふり、草で覆って、自然農の土台が出来上がりました。

今は土の中から蟻以外の生き物は出てこない状態です。でも、これからここでたくさんの草や虫やコンカエプが生命活動を活発にし、その中で美味しい野菜が育つ自然農の畑になるように働きかけて行きます。

大、小、12本の畝ができた

時間がかかるとは思いますが・・・。

高橋宏江