クメールのお正月

こちらはクメールのお正月でした。国の祝日としては3日間ですが、学校や職場はその前後1~2週間休みになるそうです。

PCH2でも、祖父母や親戚の家など、帰る所がある子供達は帰って行きました。カンボジア国民あげての民族大移動の時でもあります。

正月の祭壇とお供え物

その朝、ホームに残っていた何人かが「新年のお参りに行くよ、一緒に行く?」と私を誘ってくれました。「もちろん!」ということで、トラックの荷台に乗り込み、着いた所は田んぼの中にある金色の搭のお寺でした。村人達がそれぞれにお供え物を持って集まってきます。やがてお坊さんのお経があげられ、皆時々声を合わせてお経を唱えたり、恭しく手を合わせ、頭を下げていました。

お供え物を持ってお参りをする人達

その後は近くの民家で宴会です。

ご婦人達は料理を作り、男の人達は酒盛りが始まります。私も元気のいいお母さん達に混じってお手伝い。会には老若男女、子どもや犬やニワトリまで参加していました。

去年はコロナの影響で、正月の祝日が無くなったそうです。2年ぶりのお祝いということもあったのでしょうか、皆さん晴れ晴れとして、とても嬉しそうでした。

お正月の宴を楽しむ村人達
生春巻き作りのお手伝い

最高齢かと思われる足の弱ったおばあさんを男の人達が抱きかかえてお寺にお連れしたり、若い子達が皿洗いを率先していたり、日本の地域社会では見なくなった姿がありました。なんだかとても羨ましかったです。

帰り道では、正月の水掛けと粉かけ祭が繰り広げられていました。若者達、ここぞとばかりに歓声をあげて盛り上がっていました。

容赦ない水かけ合戦

高橋宏江