朝のカオス blog5
朝5時、うっすらと東の空が明るくなると、待ち構えていたように小鳥達がさえずり始めます。続いて雄鶏の雄叫び。これもアジアの朝、という感じでお気に入り。ホームで飼っているアヒル達も動き始めた気配がします。
ここまでは良いのです。ベッドの中でうつらうつらしながら幸せを感じます。
ところがこれからが問題です。早起きの鳥達に対抗するように、どこからか大音量の歌謡曲が始まるのです。何でも3月、4月はカンボジアの結婚式シーズンだそうで、式は3日から長い時で1週間続き、その間音楽が鳴り響くのだとか。昔は伝統音楽の生演奏だったのですが、今では大スピーカーで現代風の音楽をガンガン流すのですね。おまけにクメールのお正月が近いせいか、今朝は読経を唱える声までスピーカーに加わり、更に近所の養豚場で餌の時間になると、豚達の嘶きまで参加します。
動物達と人間の巻き起こす不協和音に、起きざるを得なくなる朝です。
高橋宏江