農体験その後

4月の初めにPCH2で子ども達と蒔いた種はどうなったでしょうか。実は散々な結果でした。

畑に直まきした人参は、発芽は上手くいったのに、強いスコールの雨に叩かれほぼ全滅。ポットに蒔いて発芽したミニトマトやマクワ瓜も、その後の40度近い高温に苗管理が対応できず、ダメになってしまいました。庭中を自由に闊歩しているニワトリ達についばまれた物や、牛に蹴飛ばされてしまった物もあります。

でもこれにめげてはいられません。

改善できることは改善してすぐに蒔き直しました。幸い発芽には十分な気温なので、短時間で発芽しぐんぐん育ちます。

ヘチマやゴーヤ、ササゲ豆、花では夕顔は合っているのでしょう。順調に育ち、既に定植したものもあります。ラディッシユは多少虫にやられましたが、既に収穫してみんなで味わいました。オクラは今30センチほどに育っています。

試行錯誤の後、ライムの下が定位置に
今のところ順調なオクラ
雨季に備えて土を盛り、高くして植えたカボチャ

毎朝、これらの成長を見るのがとても楽しみ。

ラデッシユは青マンゴーと合わせてサラダにし、夕食の一品に
「全部食べたよー」

特に日曜日の午前中は、子供達は畑と庭のことをする共同作業の日と決まっているようで、担当スタッフチェインのちょっと厳しい声かけで、眠い目を擦りながら部屋から出てきます。一緒に草とりをしたり、花の苗を植えたり、マンゴーやさつま芋の収穫をしています。

芋掘りはどこの国でも楽しい仕事
丸かじりしながらマンゴーの収穫

中には苗の成長を興味をもって見ている子もいますし、みんなで新しいスペースに畝を立てて、畑を広げる準備もしています。

カンボジアでやりたかっことをこの子供達とやれていることに、感謝するばかりです。

高橋宏江