失うものの大きさ

この日はバッタンバン市内にある地雷撤去団体、MAGの事務所を江角さんと共に訪れ、テラルネッサンスと地雷ゼロ宮崎からの寄付金を届けました。

MAGはカンボジアに国連暫定統治機構UNTACが入った1992年から地雷除去に取り組んでいる、イギリスに本部のあるNGOです。8年前には私も地雷原を訪れ、実際の撤去現場を案内して頂きました。あのときの衝撃は今でも体の中に残っています。

20年以上あった国内の混乱、それが収まって30年以上経った今でも多くの地雷が残るカンボジア。この地でコツコツと命がけの仕事を続けている人達がいます。現在MAG全体では600人以上のスタッフが居り、世界中からの寄付を厳しく管理しながら運営されているとのことでした。

一方では今も新たな戦争がおき、新たな不幸が繰り返されています。一度失ったものを取り戻すには、どれだけの時間と労力が必要なことか。現実の厳しさに心が重くなりました。

高橋宏江